2004年01月10日(土) 16時59分
自宅でのネット接続禁止 キューバが「IT鎖国」(共同通信)
【メキシコ市10日共同】カリブ海の社会主義国キューバは10日から、一般市民が許可なしに自宅からインターネットに接続することを禁じる規制策の運用を始めた。2002年にはコンピューターや付属品の購入にさえ政府の許可を義務付けており、同国は「情報技術(IT)鎖国」の様相を強めている。
今回の規制で、反体制活動家らがネットを通じて国外の支援組織と連絡を取ることや、一般市民が反キューバ系ウェブサイトなどにアクセスすることも事実上禁じられることになり、カストロ政権による政治的な締め付けがさらに強まった。
ハバナからの報道によると、接続制限の対象となるのは現地通貨ペソ払いの電話回線で、大多数の市民はこれに該当する。ホテルやキューバに進出している外国企業などは、米ドル払いの電話回線や高額なプリペイド式ネット接続用カードを利用しており、対象外となる。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040110-00000097-kyodo-bus_all