2004年01月10日(土) 00時00分

学校給食での使用禁止を通知 米国産ＢＳＥ感染牛問題で県教委 （東京新聞）

　米国で牛海綿状脳症（ＢＳＥ）の感染牛が見つかった問題で、県教育委員会は各市町村教委と県立学校に、先の厚生労働省の回収措置を踏まえ、米国産牛肉などの適切な取り扱いを通知した。

　厚労省は▽米国産牛肉の輸入禁止▽既に輸入され国内で流通している米国産の牛肉や加工品のうち、特定部位を含む恐れがあるものの回収−などの措置を取った。これを受け県教委は、措置対象食品を学校給食で使わないよう指示した。

　通知を受けた市町村教委のうち福井市教委は「安全、安心への取り組みで、数年前から国産牛肉しか使っていない。国産の値上がりは予想されるが、牛肉の使用をやめることはない。ほかの食材費を含め、年間を通じて対応する」と説明。大野市教委も「以前のＢＳＥ騒ぎ以来、国産牛肉だけを使用している。牛肉が値上がりしても、毎日使うわけではないので、大きな混乱はない」と話している。　（長谷川　祐一）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/fki/20040110/lcl_____fki_____001.shtml