2004年01月10日(土) 00時00分

“オレオレ詐欺”防ごう 彦根・稲枝東で啓発チラシ配布 （東京新聞）

　全国的に多発している“オレオレ詐欺”の被害を未然に防ごうと、彦根市稲枝東学区の住民らでつくる稲枝東駐在所連絡協議会は九日、学区内のＪＲ稲枝駅で啓発チラシを配布した。

　彦根署管内では昨年、オレオレ詐欺の被害が未遂を含めて十三件あり、合計で三百万円がだまし取られた。同協議会は被害の拡大を防ごうと、昨年末の特別警戒期間中に、啓発を呼び掛けるのぼり旗二十一本を作製。学区内の駐在所や大型量販店などに設置した。

　この日の啓発は、年末からの活動を継続させようと企画。会員七人と署員四人が参加し、旗を掲げながら「自分から孫の名前を言わない」「相手に孫の名前を正確に言わせる」と書かれたチラシを配った。

　川崎惣吉会長は「電話を取って少しでもおかしいと思ったら、すぐに警察に相談して」と呼び掛けていた。

　　（榊原　崇仁）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sga/20040110/lcl_____sga_____003.shtml