2004年01月09日(金) 00時00分

個人が法人を１８年ぶり逆転 ０３年株売買代金シェア （東京新聞）

　二〇〇三年の株式売買代金（売買合計）のうち、個人投資家のシェア（占有率）が前年比３・８ポイント上昇して１８・６％となり、金融機関や一般事業会社といった国内法人の合計シェア（１８・１％）を一九八五年以来、十八年ぶりに逆転した。インターネット経由で取引を活発化させた個人投資家が増えたのが主因。昨年春までの株価の長期低迷で大きな痛手を受けた法人の影響力低下が鮮明に浮かび上がった。

　東京証券取引所が集計した東京、大阪、名古屋三市場（一、二部）の昨年十二月二十六日までの投資主体別売買動向（資本金三十億円以上の証券会社経由分）によると、個人の売買代金は八十兆四千六百四十億円。シェアは、情報技術（ＩＴ）バブルに沸いた一九九九年（２０・９％）以来の高水準となった。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20040109/mng_____kei_____006.shtml