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警察が110番通報を受けてから現場に着くまでにかかる時間が、昨年1〜11月の全国平均で7分18秒になり、統計の残る72年以降、最も長くなったことが9日、警察庁のまとめでわかった。80年代より2分近く遅くなっている。同庁は、事件や事故の増加のほか、携帯電話からの通報が増え、場所の特定に時間がかかっているのが原因とみている。
現場到着までにかかる時間は、85年が5分26秒で最も短く、その後、5分台後半で推移。それが00年に6分台となり、02年には初めて7分を超えて7分2秒となっていた。
携帯電話からの通報は年々多くなり、昨年は11月までに463万658件と、全体の受理件数の半数を超えた。事件や事故の現場をたまたま通りかかった人が通報する場合、自分がどこにいるかわからないことも多く、正確な場所を確認するのに時間がかかるという。同庁は、かけた携帯電話の場所が特定できるシステムについて総務省などと検討を進めている。
また110番の受理件数は前年同期より4.6%増加。年間では926万件に達したとみられ、統計をとり始めた61年以降、最多となりそうだ。
内容は、交通関係が最も多く256万件で全体の3割。急ぎではない警察署の電話番号の問い合わせや要望、苦情などが計25.4%あった。(01/09 22:26)