2004年01月09日(金) 15時07分
木造住宅74%が危険 建築業団体の耐震調査(共同通信)
東南海・南海地震や東海地震などに備え、行政が住宅の耐震化政策を進める中、木造住宅の4軒に3軒は耐震性に不安を抱えていることが9日、日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(木耐協、東京)が全国の7万4327軒を対象に実施した調査で分かった。
それによると、震度5強以上の地震を想定した危険度評価で「倒壊、大破壊の危険あり」は約50%の3万7267軒。「やや危険」を含めると74%に上り「安全」「一応安全」の26%を大きく上回った。
住宅に必要とされる壁の占める割合を大きくした81年の建築基準法改正前の家屋では62%が「倒壊の危険あり」とされ、81年以降でも「安全」はわずか11%。「やや危険」を含めると60%が耐震性に問題があったという。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040109-00000112-kyodo-soci