2004年01月08日(木) 07時01分
米国産牛肉の輸入停止措置、当面は継続・政府方針(日経新聞)
米国初のBSE感染牛がカナダのアルバータ州から輸入されていたことが正式に確認されたことを受け、日本政府は7日、一層の米国の調査が必要と判断、米国産牛肉の輸入停止措置を当面続ける方針を明らかにした。8日には農水省や厚生労働省、食品安全委員会の職員で構成する調査団を米国に派遣、感染原因や安全対策の説明を受けるが、輸入再開に向けた議論にまで及ぶ可能性は乏しい見通しだ。
厚労省幹部はBSE感染牛が2年間米国で飼育されたことなどから「現時点では米国で感染した可能性も否定できない」と指摘。「安全確保には米国のBSE対策を見極める必要がある」との見方を示した。農水省幹部も「米国にカナダから輸入された別のBSE感染牛がいないという保証はない」と述べ、現時点での輸入再開を否定した。(07:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20040108AT1F0701307012004.html