2004年01月08日(木) 11時37分
乳児2人に別患者の点滴投与、病院がミスを謝罪…兵庫(読売新聞)
兵庫県香住町の公立香住総合病院(浦辺啓太院長)で昨年12月、入院した乳児2人に別の患者の点滴を投与するミスがあったことが8日、わかった。ともに回復し退院したが、1人は予定の2倍の抗生物質を投与されており、同病院は家族に謝罪した。
同病院によると、昨年12月15日、気管支炎のため入院した同県城崎郡内の男児(9か月)が点滴を受けた際、管に抗生物質を注入する注射器の患者名が違っているのに家族が気付いた。注射器は隣のベッドの小学生(9)のためのもので、看護師が取り外した時にはすでに適量の倍の抗生物質が投与されていた。
さらに同11日にも、高熱で入院していた同郡内の男児(1)の点滴用ボトルの患者名が違っているのを家族が発見。看護師や医師らが謝罪したが、「同じ成分なので大丈夫」と投与を続けたという。
2件とも名前の確認を怠ったミスで、浦辺院長は「あってはならないことで再発防止策を検討する」と話している。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040108-00000403-yom-soci