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【代替品続々】
各チェーン店は、牛丼に替わる新メニューを次々に発表している。鳥や豚が中心のメニューで、値段も牛丼と同じように抑え気味の設定だ。
吉野家=いくら鮭丼、焼鶏丼(各450円)、カレー丼、マーボー丼、豚キムチ丼(各400円)▽なか卯=ブタ角煮丼(550円)▽すき家=とりそぼろ丼(380円)▽神戸らんぷ亭=ポークカレー(380円)−など。
【素性判明】
牛丼離れが進むなか、BSE感染牛の正体が7日までに判明した。
感染源の恐れが強い肉骨粉混入飼料が禁じられる前の97年4月生まれ。当初はカナダ西部のアルバータ州で飼育され、01年に米国に輸入された。昨年5月、カナダ初のBSE感染牛も同州の生産だという。
米、カナダ両政府のDNA鑑定で「カナダ産」が確定したため、米側が早期の輸入解除を迫ってくるのは必至。米国が負担の大きい日本側の要求(全頭検査)に応じる公算は小さいが、訪米中の中川昭一経産相が7日、ベネマン米農務長官と会談した際、米側から輸入解除に関する具体的な要請はなかったという。
【政府は慎重】 感染牛がカナダ産と断定されたが、農水省は「米国で2年間飼育されていたことには変わりはない」(衛生管理課)として、米国からの牛肉輸入禁止措置を継続する方針を明らかにした。
政府は8日、同省や厚生労働省などの合同調査団を米国に派遣。感染原因や安全対策の説明を受けるが、輸入再開に向けた議論にまで発展する可能性は乏しい。
【ハンバーガーは大丈夫?】
農畜産業振興機構は7日、1月5−6日の輸入牛肉の卸売価格をまとめた。
豪州産冷蔵牛肉が米国でのBSE発生前の昨年12月第3週と比べて約48%上昇した。主に牛丼や焼き肉などの業務用に使われる米国産冷凍肉の価格は約61%もアップ。
ハンバーガーなど加工用の豪州産冷凍牛肉の卸売価格は、12%の上昇にとどまっている。
ZAKZAK 2004/01/08