2004年01月08日(木) 03時00分

宮城の別人女性を誤認逮捕＝名前と人相で−アリバイ判明し釈放・警視庁（時事通信）

　警視庁は７日、東京都内の５０代男性宅から盗んだ預金通帳で現金を引き出したとして、詐欺などの容疑で逮捕していた宮城県塩釜市在住の４０代女性について、全く犯行にかかわっておらず誤認逮捕だったとして釈放した。代わって男性と同居していた大田区在住のスナック従業員の女（４４）を逮捕した。
　刑事総務課によると、５０代男性は２００３年７月から１０月までの間、大田区内のアパートの自宅から預金通帳や印鑑を盗まれた上、金融機関の口座から現金３０万円を引き出された。
　大森署などが捜査した結果、金融機関の防犯カメラに映った女性の姿から、男性と同居していた女が重要参考人として浮上した。しかし、塩釜の女性の旧姓がこの女の別名と同じだったこと、男性が女性の写真を見て女と間違えたことなどから誤認。今月２日に女性を詐欺や窃盗、有印私文書偽造などの容疑で指名手配した。
　手配を受けた宮城県警の捜査員が６日夜、女性を逮捕し、大森署に移送。その後の捜査で、女性は事件当時に勤務中だったことが判明した。男性や女とは全く面識がなく、都内に土地勘もないという。　（時事通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040108-00000444-jij-soci