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市では現在、聴覚障害者約六百八十人や、言語機能に障害がある市民を対象に、ファクスで一一九番を受信している。しかし、外出先での通報手段をいかに確保するかの課題があり、市聴覚障害者福祉協会と意見交換してきた。
この中で、聴覚障害者同士で日常的に携帯電話の電子メールが利用されていることが分かり、市高齢障害課と市消防本部が検討して、緊急通報に電子メールを活用することになった。
利用対象者は、市内に在住・在勤の聴覚障害者で、システムに登録した人。登録した人に緊急通報システムの電子メールアドレスを知らせる。通話料は個人負担となる。
市では、登録者から主治医や血液型、持病、家族の連絡先などの情報を提供してもらい、救急時には救急隊や病院に情報を連絡して役立てる。
システムは、市消防本部司令室に電子メールの緊急通報を受信する専用のLモード付きファクス電話を設置する。緊急通報があると、司令室に受信音とともにストロボも点滅し、聴覚障害者からの通報が分かる。
通報を受信した消防本部は、救急車や消防車を出動させる一方、通報者に受信したことを知らせるため、出動を伝える電子メールを返信する。
同システムの問い合わせは、同市高齢障害課=電0593(82)7626、ファクス0593(82)7329=へ。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/mie/20040108/lcl_____mie_____003.shtml