2004年01月07日(水) 19時21分
ヤミ金融詐欺で関与の少年起訴 /新潟(毎日新聞)
塩沢町の元会社員、平賀有希子受刑者(30)=業務上横領罪で服役中=による約1億円の横領事件のきっかけとなったヤミ金融業者の詐欺事件で、新潟地検長岡支部は6日までに、犯行グループが平賀受刑者からだまし取った約9600万円のうち6760万円分に関与したとして、グループの一員で仙台市の無職の少年(19)を詐欺罪で地裁長岡支部に起訴した。送致を受けた家裁が、多額の詐欺を重視して「刑事処分が相当」と地検に逆送致したため。家裁によると、少年が詐欺で逆送致される例は珍しいという。
起訴状によると、少年は千葉県柏市旭町、無職、田口和行被告(29)=同罪で既に起訴=らとともに、昨年4〜5月、平賀受刑者から24回にわたって6760万円をだまし取った。債権回収業者を装って「債権が朝鮮に流れているため、朝鮮での交渉費用がいる」「回収するために会社の金を使ったので、埋め合わせる金がいる」などと電話でだまし、複数の銀行口座に入金させた。【鳴海崇】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040107-00000004-mai-l15