2004年01月07日(水) 07時03分

ベガルタ仙台　アイリスオーヤマがメーンスポンサーに（河北新報）

　サッカー、Ｊリーグ２部（Ｊ２）降格となったベガルタ仙台のメーンスポンサーに、生活用品製造卸のアイリスオーヤマ（本社仙台市、大山健太郎社長）が就くことで、関係者が６日までに合意した。同社は３月に開幕する今季、ベガルタの公式ユニホームの胸の部分に社名の広告を出す。

　ベガルタのメーンスポンサーは、栄養補助食品販売のジャパンヘルスサミット（仙台市）が１９９８年から務め、ユニホームの胸に同社商品「カニトップ」の広告を出し、本年度は３億円の広告料を負担した。しかし、同社は昨年１１月中旬、スポンサーから撤退する意向を仙台の運営会社・東北ハンドレッドに伝えた。

　ハンドレッドや仙台市などがこれを受け、ユニホームの背中に社名の広告を出してメーンに準じる立場のアイリスオーヤマにメーンスポンサー就任を要請、同社は長期的に支援していきたい意向から複数年契約などを希望して受諾した。広告料はチーム成績によって額が増減する新方式を導入する見込みだ。

　「胸広告スポンサー」交代に合わせ、ユニホームのデザインが変更される。ベガルタカラーの黄金色は維持されるが、速乾性に優れた新素材を使うとともに胸の文字をローマ字化し、襟をなくす案が検討されている。

　アイリスオーヤマはベガルタの前身のブランメル仙台時代からホームゲーム時のフィールド看板設置などで協賛を続け、２０００年からユニホームの背中広告スポンサーとなった。プラスチック製品や家具、ガーデニング用品、ペット用品などを製造、販売し、角田市など国内８工場のほか、米国と中国、オランダに製造拠点を抱える。０２年度の売上高は６８３億円。
（河北新報）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040107-00000010-khk-toh