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【カナダ産】
米農務省は初めて確認されたBSE感染牛をDNA鑑定した結果、カナダで出生したとほぼ断定した。同省は、米国へ輸入前の飼料が感染源だとの見方を強めると同時に、米国産牛肉の「安全性」を国際社会に訴えていく。
一方、ワシントン入る中川昭一経済産業相が7日夕(日本時間八日朝)、ベネマン米農務長官と急きょ会談することになった。農水、厚生労働両省、食品安全委員会の専門家5人で構成する合同調査団も8日から米国とカナダに派遣される。
【国産牛】
東京食肉市場では初せりがあった6日、輸入牛肉とほぼ同格の中下級(A2)の国産牛肉の価格は1キロあたり1753円と、BSE問題発生前に比べ、2割近く高くなった。
豚肉も上物が593円と、1割強、値上がりしているが、今のところ、卸売価格の上昇分を小売価格に転嫁する動きは少ない。
ただ、1月下旬には今回のBSE発生前に国内に蓄えられていた牛肉の流通在庫が底をつく。牛丼が来月にも街から消えそうな見通しである。
小売りの現場でも「米国産牛肉の輸入停止が長引けば、値上げも考えざるをえない」(大手スーパー)という。
【カレー丼】
牛丼チェーン最大手の吉野家ディー・アンド・シーは6日から、有楽町店(東京都千代田区)など全国の数十店舗で、代替メニューのカレー丼の販売を始めた。当初は12日からの予定だったが、一部店舗で前倒しした上で順次拡大、12日までに国内の全980店でサービスできるようにする。
同様に全国で売り出す計画だった焼鶏丼といくら鮭丼は、地域を限定して販売する方針に切り替えた。一部店舗で先行販売した結果、食材調達に困難な面があることが分かった。
ZAKZAK 2004/01/07