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米農務省は6日、米国で初めて確認された牛海綿状脳症(BSE)感染牛のDNA検査の結果、この牛がカナダで生まれた後に米国に輸入されたことが確認されたと発表した。検査結果をもとに、米政府は今後、米国産牛肉の安全性をアピールすると見られる。ベネマン農務長官は、7日から訪米する中川経済産業相と会談することを急きょ決めており、日本に輸入再開を求めるのは確実だ。
会見には、検査に協力したカナダ政府当局者も同席した。調査によると、問題の牛は、BSEの感染源となる恐れがある飼料用肉骨粉が禁止される4カ月前の97年4月にカナダのアルバータ州で生まれ、01年に米国に輸入された。米政府は、生まれた直後にカナダで食べた飼料が感染源だとの見方を強めている。
アルバータ州では03年5月、カナダ初の感染牛が確認されているが、2頭の感染の関連性は分かっていない。また、米国の感染牛と同じ時期にカナダから輸入された81頭の牛のうち、70頭が現在どこで飼われているのかも不明のままだ。
米農務省によると、米国は02年に250万頭の牛を輸入、そのうち170万頭をカナダ産が占めており、両国の畜産業のつながりは深い。
(01/07 10:50)