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2004年01月07日(水) 00時00分

接種後、1歳女児死亡 インフルエンザワクチン 東京新聞

 二〇〇二年十一月にインフルエンザワクチンの接種を受けた一歳女児が四日後に急性脳症で死亡し、ワクチンによる副作用の疑いが否定できない事例として厚生労働省に報告されていたことが六日、分かった。副作用報告の厚労省集計がある二〇〇〇年度以降、子供の死亡報告は初めて。

■副作用否定できず

 報告の中で、主治医は「接種と死亡の因果関係は不明」としている。インフルエンザワクチンは〇一年度から予防接種法で六十五歳以上を「勧奨接種」としたが、子供は対象外で接種に対する賛否が分かれており、今後の議論に影響しそうだ。

 製薬会社からの報告によると、女児は東海地方の医療機関でワクチン接種し、二日後に三九度を超える発熱などの症状が出て、その二日後に死亡した。ワクチンは感染力を奪う処理をしていた。

 専門家からは「自然感染でインフルエンザを発症した可能性がある」との意見もあるといい、厚労省安全対策課は「ワクチンの影響なのかは分からない」としている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040107/mng_____sya_____007.shtml