2004年01月06日(火) 07時00分
豪州産牛肉、米BSEで卸値40%高(日経新聞)
オーストラリア産牛肉の卸値が急騰している。米国でBSE(牛海綿状脳症、狂牛病)感染牛が見つかり同国産牛肉の輸入が停止したため、感染牛が確認されていない豪州産に代替需要が集中した。東京地区の指標品(冷蔵)は5日、1キロ950円と米国産輸入停止直前の昨年12月23日と比べ270円(39.7%)高い。小売価格にも波及しそうだ。
貿易統計によると、豪州産牛肉の2003年1—11月の対日輸出量は約26万2000トン。米国産の約24万6000トンを上回る。米BSE問題の発生で、年末以降、スーパーなど量販店が豪州産の引き合いを急拡大、需給が急速に締まった。(07:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20040106AT1J0500W05012004.html