2004年01月05日(月) 07時01分
銀行、保険、証券の窓口一つに(日経新聞)
銀行、証券、保険の営業現場が大きく変わる節目の年に2004年はなりそうだ。一つの窓口で様々な金融商品を提供できる「ワンストップ・サービス」の実現へ、金融庁が規制を大幅に緩めようと急いでいるためだ。各業界の利害調整に終わらず、利用者の保護や利便性の向上など顧客の視線から具体案を詰める作業が焦点となる。
竹中平蔵経済財政・金融担当相は日本経済新聞社とのインタビューで、今後の金融サービスを展望し「消費者はワンストップ・サービスを求めている。世界的な傾向でもある。消費者本位の中で、実現しなくてはならない」と表明。同時に「垣根の中で発展してきた業種はワンストップ化に向けて、どのように歩み出すかが問われる」と述べ、過去の業務範囲の規制の中での横並びや“ぬるま湯体質”の脱却を促した。(07:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20040105AT1F0400404012004.html