2004年01月05日(月) 00時00分
「架空請求」の相談4.5倍(朝日新聞・)
利用した覚えのないアダルト情報や出会い系サイトの利用料などを一方的に請求される、いわゆる「架空請求」に関する苦情相談が激増している。03年度上半期(4月〜9月)の県のまとめによると6677件で、1479件だった前年度同期の4・5倍。県消費生活課は「あわただしさにつけこんで支払わせようとするのか、年始は架空請求が増える時期。警戒を」と呼びかけている。
業者が架空請求の名目に挙げるサービスのうち、最も多かったのは、アダルト情報や出会い系サイトなどの利用料と延滞金で5275件。前年度同期は971件だった。
以下、名目が特定できない「商品一般」782件(前年度同期37件)、「フリーローン・サラ金」376件(同47件)の順。以上の3名目で全体の96%を占める。
手段別では(1)電子メール(2)電話(3)はがき、の順に多かった。メールは2522件で、電話は2104件、はがきは1182件だった。
このほか、前年度同期には3件しかなかった電報による請求が、278件へと急増した。
いずれも「指定日までに支払わない場合は自宅を訪問する」「延滞料を加算する」「交通費、人件費を加算して請求する」が常套(じょうとう)句。「怖い思いをしたくない」「かかわりたくない」といった消費者心理につけこんで金をだましとろうとする悪質さが際立つ。
それだけに、対処の仕方について同課は「支払えば業者の思うツボ。断りの電話などを入れて業者が知っている以上の個人情報を教えるようなことも避け、無視してください。請求書は念のため、証拠として保管を」とアドバイスしている。
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http://mytown.asahi.com/kanagawa/news02.asp?kiji=4945
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