2004年01月03日(土) 00時00分
77%が採用済み、検討 IP電話、企業の利用進む (東京新聞)
インターネット技術を活用した格安通話料金の「IP電話」は、国内主要企業110社の4社に1社以上が一部で採用済みで、半数が採用を検討または近く採用する計画であるなど、全体の77%が利用に前向きなことが、共同通信社のアンケートで3日、分かった。
日立製作所は、IP電話の採用で年間通話料が17億1000万円から5億円へと、12億円以上激減したと回答。コスト削減効果も一部企業では着実に出つつある。
企業向けIP電話は社内通話が基本的に無料。市外、国際通話も多くの場合割安となるため注目されている。調査によると、30社(27%)が「IP電話を一部採用している」と回答。5割に当たる55社が「採用を検討、または近く採用する」と答えた。「採用するつもりはない」としたのは13社(12%)で、少数派だった。
採用理由では「社内通話は無料など、通話料を大幅に削減できる」とした社が36社(33%)、「コンピューターのデータ通信と連動したサービスが利用できる」が24社(22%)。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20040103/fls_____detail__029.shtml