2003年12月29日(月) 22時05分
米国産牛を国産と表示か 長崎、BSE問題の影響受け(共同通信)
長崎県大村市内のスーパーで、米国産など外国産の牛肉を国産牛肉と偽ったラベルを表示し、販売した疑いがあることが29日分かった。長崎県警は不正競争防止法違反の疑いで、同市内に2つある同スーパーの店舗を家宅捜索した。
スーパーの店長は偽装を認め、米国の牛海綿状脳症(BSE)問題を動機に挙げているという。
県警によると、28日夕、熊本県八代市の精肉業の男性が「大村市内のスーパーで、米国産の牛肉を宮崎県産と偽装して売っている」と大村署に通報、商品を持ち込んだ。
県警の調べに対し、スーパーの店長は「米国のBSE問題が出たころから牛肉が売れなくなってやった」と話しているという。
県警は今後、2店舗の店頭に並べられていた牛肉をDNA鑑定し、関係者から事情を聴く。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031229-00000170-kyodo-bus_all