2003年12月28日(日) 07時00分
ドコモ、ブラジルの携帯電話会社から出資引き揚げ(日経新聞)
NTTドコモは近く、ブラジルの携帯電話会社テレスデステ・セルラーから出資を引き揚げる。1998年に株式の7%を取得。第三世代携帯電話サービスの技術を供与する予定だったが、テレスデステはサービス開始のメドが立っていない。ドコモは資本関係を維持する意味が薄いと判断した。
テレスデステは現在、北米方式の第二世代携帯サービス「cdmaOne」を主力事業にしている。第三世代ではドコモの「FOMA」と同じ「W—CDMA」方式を採用する考えだったが、ブラジル政府の免許割り当てが遅れている。ドコモはテレスデスに出資した119億円について既に約100億円の評価減を済ませており、業績への影響は軽微にとどまる見通し。(07:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20031228AT1D2204H27122003.html