2003年12月28日(日) 00時00分
海外宝くじのトラブル急増 苦情昨年の1.7倍に(神戸新聞)
購入した覚えのない宝くじが当選したとダイレクトメールが届き、手数料を請求されるトラブルが市内で急増している。市生活情報センターに寄せられた苦情・相談は四—十一月で六十九件と、昨年同期比の約一・七倍。五十歳以上の相談が六割を占め、クレジットカードの番号を伝えたため、代金が毎週引き落とされたケースもある。
同センターによると、海外の宝くじをめぐるトラブルは二〇〇一年から増加傾向にあるといい、今年は、二年前の約六倍に急増。特に高齢者の相談が目立ち、七十歳以上が全体の四分の一を占めている。
七十歳代の男性は「七千万円が当選した」と知らされ、四カ月間にわたり手数料名目で計二百万円を振り込んだという。
ほかに当選金の引き換えと称して、クレジットカードの番号を求めるなど、個人情報を狙ったとみられるケースもあるという。
同センターでは「国内で海外の宝くじを売買すること自体が違法。購入していない宝くじが当選することはなく、紛らわしいケースには注意を」と呼びかけている。
同センターTEL078・371・1221
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou/031228ke6560.html