2003年12月27日(土) 00時00分
人工呼吸器外れ患者死亡(朝日新聞・)
砺波市立砺波総合病院(小杉光世院長)は26日、10月末、内科病棟の個室に入院していた女性患者(75)の人工呼吸器のチューブが外れた状態となり、看護師が応急措置をしたものの死亡した、と発表した。
砺波署に届け出るとともに、院内事故調査委員会で調査をしているという。
事故があったのは10月30日午前10時ごろ。巡回中の看護師が、人工呼吸器のチューブが、機器機能確認などに使う「テスト肺」に装着されたままになっているのを見つけた。
患者は難病のため、ほぼ寝たきりで、自力で外すのは不可能だったという。
患者の口からチューブが外れた場合は、人工呼吸器の警報で、詰め所の看護師に知らされる。この時はテスト肺につながれ、機器が正常に作動していたため警報が鳴らず、気づくのが遅れたという。
小杉院長は「人為的なミスの可能性が高い」としているが、誰が、いつチューブをテスト肺につないだのかという点に関しては「捜査が継続中であり、現時点では判断できない」と説明した。
(12/27)
http://mytown.asahi.com/toyama/news02.asp?kiji=4115
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