2003年12月27日(土) 00時00分
宮崎太陽銀元行員を横領で逮捕 被害3億円、商品先物取引に流用 (中日新聞)
第2地方銀行の宮崎太陽銀行(本店宮崎市)で、顧客の預金を着服したとして、宮崎県警捜査2課と宮崎南署は27日、業務上横領容疑で宮崎市旭、元同行員石丸有一容疑者(35)を逮捕した。
同行の調査では、石丸容疑者は2001年6月から今年10月にかけ、宮崎市や鹿児島市の客35人の預金から計約3億3千万円を着服し、商品先物取引に使っていたことが分かっており、同署は余罪を追及する。
調べによると、石丸容疑者は同行城ケ崎支店(宮崎市)で渉外担当主任をしていた今年10月下旬、市内の女性客(62)の預金200万円を着服した疑い。女性に定期預金を解約して利回りがよい投資信託に預け替えることを勧めて承諾させ、解約して払い戻した金を着服していた。同容疑者は容疑を認めているという。
同行は石丸容疑者を今月18日付で懲戒解雇し、22日に詐欺容疑で同署に告発。菊池銑一郎頭取を含む全役員8人の役員報酬をカットするなど計34人を処分した。
http://www.chunichi.co.jp/00/detail/20031227/fls_____detail__029.shtml