2003年12月26日(金) 17時03分

９５００万円の賠償命じる　医療ミスで新潟市に（共同通信）

　新潟市民病院で１９９９年、腹部のカテーテル検査を受けた女性＝当時（４３）＝が死亡したのは、医療ミスが原因として、遺族が新潟市に約１億３００万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、新潟地裁は２６日、病院側の過失を認め、約９５００万円の支払いを命じた。
　片野悟好裁判長は「止血のための圧迫処置と死因に因果関係がある。医師や看護師が注意義務を尽くしていれば死は避けられた可能性が高い」と述べた。
　判決によると、女性は９９年２月１０日、すい臓の腫瘍（しゅよう）摘出手術のため同病院に入院。手術前に腹部のカテーテル検査を受けた。
　だが検査後、静脈に血栓ができて肺血栓塞栓（そくせん）症になり、呼吸困難などを起こして同月１９日に死亡した。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031226-00000145-kyodo-soci