2003年12月26日(金) 17時18分
州外でBSEに感染か 獣医師が指摘と米紙(共同通信)
【ワシントン26日共同】米国初の牛海綿状脳症(BSE)感染牛が西部ワシントン州で見つかった問題で、米ワシントン・ポスト紙は26日、問題の牛は同州外や国外でBSEに感染した可能性があると伝えた。
調査に精通したワシントン州の獣医師が「この牛はずっと州内にいたのではないことが分かった」と同紙に述べた。州外や国外で感染した可能性が新たに浮上したことで、感染原因の特定がより困難になる恐れも浮上してきた。
ポスト紙によると、出生地が州外かどうかなど詳細は不明。同州には近年、カナダから多くの牛が輸入されている。
米農務省によると、問題の牛は1999年に生まれた4歳のホルスタイン種で、ワシントン州マブトンの酪農場で約4000頭とともに飼育されていた。出生直後に食べた飼料から感染した可能性が高いとみられている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031226-00000152-kyodo-soci