2003年12月26日(金) 11時46分
米国牛のBSE感染確定 日本など輸入禁止へ(共同通信)
【ワシントン25日共同】米農務省は25日、牛海綿状脳症(BSE)の感染が確認された牛について、組織を送り詰めの検査を依頼していた英国の研究所が、感染を追認する判定を出したことを明らかにした。
農務省当局者は「われわれの判定を確認するものだ」と述べ、問題の牛の感染が事実上確定したとの見解を示した。
米国でのBSE発生は初めてで、同省は今後、牛の出生地の特定を含め感染源の調査に全力を挙げる。
第三者機関の検査でBSE感染が確定したことで、米国産牛の輸入を一時停止している日本などが、継続的な輸入禁止措置に踏み切るのは避けられない見通しとなった。
既に輸入を停止している中国、韓国、オーストラリア、ロシアなどに加え、今後禁輸措置を取る国・地域が拡大する可能性があり、BSE問題は米経済に深刻な打撃を与えることになりそうだ。
英国獣医学研究所は検査結果を25日に米農務省に通告した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031226-00000084-kyodo-soci