2003年12月26日(金) 00時20分
鈴木氏を「ウソつき」掲載、新潮社への賠償請求棄却(読売新聞)
「ウソつき常習男」という週刊新潮の見出しで名誉を傷つけられたとして、鈴木宗男前衆院議員(55)が新潮社(東京都新宿区)に1000万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京高裁は25日、同社に100万円の支払いを命じた1審・東京地裁判決を取り消し、請求を棄却する判決を言い渡した。
西田美昭裁判長は「政治家がうそをつかないことは重要な資質であり、いささか品がないが、論評の域を逸脱していない。論評の根拠となった事実も、真実か真実と信じる相当な理由があった」と述べ、名誉棄損は成立しないとした。
判決によると、週刊新潮は昨年2月7日号で、鈴木前議員が演出家のテリー伊藤氏との対談などでうそを繰り返したとする記事を掲載。見出しに「ウソつき常習男」という表現を使い、新聞広告にも掲載した。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031225-00000314-yom-soci