2003年12月25日(木) 22時28分
コンピューター故障で出発遅れ、全日空に賠償請求(読売新聞)
全日空のコンピューター故障のため羽田空港で長時間待たされた際、同社が復旧見通しなどを説明せず、到着空港からの交通手段を確保しなかったのは、旅客運送契約に違反するとして、千葉県弁護士会の弁護士ら23人が25日、同社を相手取り慰謝料など計522万円の支払いを求める損害賠償請求を千葉地裁松戸支部に起こした。
原告団によると、旅客機の遅延で航空会社を訴えるのは全国で初めてという。
訴状によると、弁護士らは3月21日、羽田空港から全日空の3つの便に分かれて鹿児島空港に向かう予定だったが、コンピューター故障で搭乗手続きができず、最長約7時間半待たされたという。
原告団は「機内放送以外に謝罪はなく、乗客への誠実な対応がなかった」と話している。一方、全日空広報室は「請求内容が分からないのでコメントを差し控えたい」としている。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031225-00000315-yom-soci