2003年12月25日(木) 23時22分
<提訴>到着遅れを理由に全日空を 千葉の弁護士23人(毎日新聞)
千葉県内などの弁護士23人は25日、羽田空港で発生した全日空のコンピュータートラブルで目的地への到着が最長7時間半遅れたとして、同社に約520万円の慰謝料などを求める訴えを千葉地裁松戸支部に起こした。遅延を理由に航空会社を訴えるのは国内で初めてという。
訴えによると、竹澤京平弁護士らは今年3月21日、研修会出席のため羽田から3便に分かれて鹿児島空港に向かった。この際、チェックインのトラブルで7時間半〜2時間半、羽田空港に足止めされた。3便目で夜遅くに到着した13人は、路線バス終了のため、指宿市のホテルまでバスをチャーターする余分な出費を強いられたという。
原告側は「遅延の理由について説明はなく、現地での代替交通機関の手配も怠った」と主張している。
全日空広報室は「コメントは差し控えたい」としている。【米川康】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031226-00000106-mai-soci