2003年12月24日(水) 23時41分
予算案、家計なら月収54万、ローン残高6800万円(読売新聞)
24日決まった2004年度予算政府案は、一般会計の総額で82兆1100億円。1万円札を積み上げると高さ821キロ、エベレスト山92個分という想像もつかない額だ。
しかし、歳入と歳出のシェアを、平均的な勤労者世帯(年収646万円)の家計にあてはめると、その深刻な財政状態が実感できる。
ボーナスを含めた年収を月収に直すと、夫の収入は49万3000円。国の税収(41兆7400億円)が、この月収にあたるとして計算した比率で、予算案の主要項目の金額を家計にあてはめてみた。
妻の内職(予算案のその他収入)4万4600円を加えた世帯の収入は53万8000円。しかし、過去のローン返済(国債費)と田舎への仕送り(地方交付税)で40万円が消え、家族が衣食住に使える可処分所得(生活費)は13万円しか残らない。
ところが、通院費・薬代(社会保障関係費)に23万4000円もかかるほか、教育費(文教・科学振興費)や家の補修(公共事業)などの出費も大きい。月々の出費が月収を43万円も上回り、毎月カードローン(国債発行)で借金を重ねている。
積もり積もったローン残高(国債発行残高)は6800万円。返済のめどはまったくたたない。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031224-00000417-yom-bus_all