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韓国農林省も同日、米国産の牛や牛肉などに対する検疫を暫定的に停止すると発表。事実上の輸入停止措置を取った。
米国経済にとって大打撃となるのは確実。日本にとっても米国は最大の牛肉輸入国で、消費者や流通業界などに大きな影響を与えるのは必至だ。
厳重な警戒態勢を取っていた米国での発見は、BSE拡大防止が極めて困難なことを裏付けた。長官は「テロの可能性はない」と述べた。
長官によると、この牛はワシントン州のホルスタイン種。食肉処理場に運ばれた際、歩けないなどの症状がみられたため、今月9日にアイオワ州の施設で検査しBSEと診断された。現在、組織を英国に運んで最終的な検査をしている。
農務省は緊急対策措置を発動。この牛が飼育されていた牧場を検疫下に置くとともに、他に感染牛がいないかどうかなどを調査しているが、ほかの感染牛の有無は分かっていない。
この牛の肉は最初に発見された食肉処理施設から別の2カ所の施設に運ばれた。食用に回った可能性も排除できず、同省は流通経路などを調べている。
BSEの牛の一部を食べた人間が、変異型のクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)にかかった例が報告されているが、長官は「肉を食べても人間が感染する可能性はなく、米国の牛肉の安全性は確保されている」と述べた。
北米では今年5月にカナダでBSE感染牛が確認され、米国や日本などが禁輸措置を取った。(共同)