2003年12月24日(水) 09時06分
台頭するURL短縮サービス、スパムの悪用も問題に(ZDNet)
長すぎるURLの短縮機能をうたったWebサイトが登場している。こうしたサイトの少なくとも一つは、このサービスで利益を上げたい考えだ。
データベースで生成されたURLは長くなって覚えられないばかりか、行を自動的に折り返してしまう電子メールプログラムでは転送も難しい。TinyURL.com、Shorlify、Make A Shorter Linkなどのサイトはこの問題の解決を目指している。
一部の電子メールプログラムでは行の折り返しによってURLのハイパーリンクが機能しなくなり、受信側がブラウザのアドレス欄にコピー&ペーストすることもできなくなる。
こうした問題に対応してURL短縮サービスの提供企業は一時的な代替URLを提供、折り返しのないオリジナルのURLにリダイレクトする。
TinyURLは、24歳のWeb開発者ケビン・“ギルビー”・ギルバートソン氏が運営する。2002年1月のサイト開設から2年を経て、TinyURLのサイトは先月だけで2100万以上のヒットを稼ぐようになったという。
このサービスは今後も無償で提供すると同氏は宣言。収益は広告と寄付で上げている。2004年初頭にはプレミアムサービスとエンタープライズ版を導入したい考えだ。
ただ残念なことに、このサービスはスパム業者にも利用されるようになっている。「TinyURLにとってスパム業者による悪用は最大の問題だ」とギルバートソン氏。現在はスパム対策組織SpamCopの通報などを基に、スパム関連のURLを一つ一つつぶしているという。(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031224-00000008-zdn-sci