2003年12月24日(水) 23時13分
NTT西日本、宮古島・石垣島に海底光ケーブル敷設(MYCOM PC WEB)
NTT西日本は、沖縄本島-宮古島間、宮古島間-石垣島間への海底光ケーブル敷設工事を2004年度から開始する、と発表した。総工事費は約21億円。宮古島、石垣島両地区で、これまで着手することができなかったブロードバンドサービスが実現する運びとなる。
現在、沖縄本島-宮古島間には海底光ケーブルがあるが、古い方式であるためブロードバンドサービスに対応できなかった。また、宮古島-石垣島間は無線方式であるため、今回、両区間に最新の技術を使用して、総延長約460kmの海底光ケーブル敷設工事を実施することとした。
沖縄本島-宮古島間(約340km)には、新海底光方式(FSR:Fiber Submarine Repeaterless Transmission)と呼ばれる技術を用いる。これは、電力の供給を必要とする中継器を設置せずに約350Kmまで伝送が可能な方式だ。宮古島-石垣島間(約120km)は、電気信号の多重・分離機能により、約120kmまで伝送が可能な伝送方式ADM(Add Drop Multiplexer)リングシステムを採用した。
爆発的な支持を得たADSLに牽引され、この2年ほどで国内のブロードバンドインターネット接続環境は急激に普及、ADSLにFTTH、CATVをあわせたブロードバンド人口はおよそ1,300万に達しているが、依然未整備の地域もあった。NTTグループでは先日、NTT東日本も伊豆諸島(大島、八丈島、新島など)でのフレッツ・ADSLサービスの提供開始を決めたほか、これより先にソフトバンクもYahoo! BBを八丈島で提供することを決めるなど、徐々にではあるが、地域差によるデジタルデバイド解消への動きが出始めている。
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http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/12/24/25.html
会社別、学校別にも格差ありと判明 - 国連がデジタルデバイド調査レポート
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/12/08/24.html
【レポート】TOHKnetなど地域系新電電5社 ADSLサービスでデジタルデバイドの解消なるか
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/07/06/11.html
NTT西日本
http://www.ntt-west.co.jp/
(MYCOM PC WEB)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031225-00000096-myc-sci