2003年12月24日(水) 20時43分
豚に未承認ワクチン投与 日ハム子会社(共同通信)
国内で承認されていない動物用ワクチンを豚に投与していたとして、日本ハム(大阪市)は24日、子会社「日本スワイン農場」(青森県百石町)の担当者ら計13人を降格などの処分にしたと発表した。人体への影響はないという。
同社によると、日本スワイン農場が使っていたのは「豚繁殖・呼吸障害症候群」を予防するワクチン。1998年から4年間で約6万頭の親豚に投与した。豚を出荷する時点で既に体内に残留しておらず、消費者が食べても健康への影響はないという。米国やカナダでは使用されている。
グループの薬品会社「日本バイオラボ」(北海道八雲町)が、自家製ワクチンを日本スワインに販売していたことも判明。薬事法は認可を受けていない自家製ワクチンの販売を禁じており、日ハムは来年1月末で日本バイオラボを閉鎖する。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031224-00000214-kyodo-soci