2003年12月24日(水) 00時00分
小牧市の水源井戸 基準上回るホウ素検出(朝日新聞・)
小牧市は22日、上水道の水源にしている浄水場の井戸7本のうち3本から、国の定める監視項目指針値(1リットルあたり1ミリグラム以下)を超える最大で同5・40ミリグラムのホウ素を検出したと発表した。3本のうち使われていない1本を除く2本は、10日までに取水を停止した。一般家庭につながる給水栓での検査では指針値範囲内で、市は「健康への影響はない」としている。
ホウ素は、動物への暴露実験で雄の精巣障害が報告されている。自然水に含まれることはまれで、金属表面処理剤やガラス工業などで使われる。
同市の上水道は井戸から3割を取水。残り7割は県営水道水を使っているため、ホウ素は給水栓で薄められるという。
また同市は、ホウ素が指針値を超えた3本の井戸のうち1本は、昨年3月の検査で水質基準値を超えるマンガンが検出されたため、同4月から取水を止めていたことも明らかにした。同市は「健康に影響はないと判断し、県と協議した結果、これまで公表しなかった」と説明した。
(12/23尾張近郊版)
(12/24)
http://mytown.asahi.com/aichi/news02.asp?kiji=8621
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