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2003年12月23日(火) 19時56分

米ネット人口頭打ちか? インターネットは生活の一部にZDNet

 Pew Internet & American Life Projectが12月22日発表した報告書によると、ここ2年間の米国のインターネットユーザー数の伸び率はかなり落ち込んだが、1億2600万人に上るユーザーのWeb依存度は高まっている。

 Pew Internet & American Life Projectは、3年以上かけて米国人6万4000人以上のネット利用動向を調査してきた団体。この報告書によると、米国では電子メール、情報検索が飛び抜けて普及しているネット利用に挙げられているが、オンラインバンキング、旅行計画、ネットオークション、音楽ダウンロードなどもここ最近目覚しい勢いで伸びている。

 オンラインで銀行口座にアクセスするユーザー数は2000年から2002年にかけて倍以上に増え、3400万人になった。生活/教育水準の高いユーザーほど利用する傾向があるという。過去3年間でネットオークションの利用者数はほぼ倍増し3600万人に、音楽ダウンロードは71%増加したという。

 インスタントメッセージング(IM)の利用者数は2000年から2002年にかけて33%伸び、5200万人になった。IMは特に10代や若者層で人気になっている。ネットでのニュース検索利用者数も2000年3月の時点から50%以上増えている。

 8月の時点でインターネットを利用する米成人の割合は約3分の2、6600万人以上が毎日ネットを利用しているという。また、家庭でブロードバンド環境を整えているユーザーは3分の1ほど。

 この調査では、新規インターネットユーザー数は2001年末に初めて減少に転じたと指摘している。「米国人にとってインターネットは日常生活の一部となりつつあり、新規ユーザーが大規模に押し寄せるような事態は起こらなかった」(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031223-00000001-zdn-sci