2003年12月23日(火) 00時00分
「オレオレ詐欺」等ポスタ−で注意呼びかけ(朝日新聞・)
「オレオレ詐欺」などの被害の拡大を防ごうと、県警は19日、県内約2千カ所の現金自動出入機(ATM)で金を引き出したり、振り込んだりする際に注意を呼びかけるポスターの掲示を始めた。
ポスターはA3判で、目を引く黄色地に「その振り込み 待った!」のキャッチフレーズ。警察署を通じて銀行などに張っていくという。
県警によると、孫や子どもを装って現金を振り込ませる「オレオレ詐欺」の今年の発生件数は、12月18日現在で60件。このうち、実際に現金をだまし取られたケースは34件で、被害総額は5千数百万円に上るという。
被害者の大半は高齢者。電話で「おれだよおれ」などと話しかけ、「交通事故を起こして弁償の費用がいる」「保証人になっていて、借金返済を迫られている」と口座番号を告げて金銭の振り込みを求める。
10月には「女性を妊娠させて慰謝料を請求された」と、女性絡みのトラブルを装う手口で5百万円を超す大金をだまし取られたケースもあり、手口が多様化しつつあるという。
県警は「相手が名乗らずに金銭を要求したら、まず疑ってほしい。一度電話を切って確認を」と呼びかけている。
(12/23)
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news02.asp?kiji=3018
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