2003年12月22日(月) 00時00分
盛岡市内で催眠商法横行/消費生活センター(朝日新聞・)
高齢者を外から隔離した会場に誘い込み、日用品をタダで配った上で高額な布団や健康食品などを売りつける、いわゆる「催眠商法」が盛岡市内で横行している。市消費生活センターによると、12月中旬、約40人が一式18万〜45万円の布団を買わされた。1カ月半前にも、同じ業者による被害があったという。同センターは「泣き寝入りせず相談を」と、呼びかけている。
21日までに、同センターに相談した女性8人は解約できた。しかし、他の被害者約30人からはまだ連絡がないという。同センターは「契約から8日間のクーリングオフ期間が過ぎても、販売方法に問題がある場合は契約を解除できる。今後の被害防止のためにも相談して」と話している。
今回の被害は、市東部の繁華街で起きた。東海地域の業者がお年寄りを呼び止め、くじを引かせて「賞品をあげる」と、近くの会場に誘い込む手口だ。
最初はにこやかだった業者は、途中で態度を一変させ、布団の購入を強制したという。業者の男性に取り囲まれた恐怖感から契約してしまった女性や、「お前1人くらいどうにでもなる」と脅され、契約した女性もいた。結局、参加者の8割は布団などを買わされてしまったという。
相談は同センター(019・604・3301)へ。
(12/22)
http://mytown.asahi.com/iwate/news02.asp?kiji=4718
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