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2003年12月22日(月) 00時00分

架空請求、肉声で威圧感朝日新聞・

  アダルトサイトなどの利用料名目で架空の請求をされる問題で、郵便や電子メールのほかに、電話の「肉声」を使った手口が急増していることが、横浜市消費生活総合センターのまとめでわかった。業者を名乗る人物が自宅などに直接電話をかけてきたり、肉声のテープを電話に流したりするという。同センターは威圧感を与えるのが狙いとみて、注意を呼びかけている。

  同センターが「肉声」による請求を確認したのは4月ごろから。昨年はほとんどなく、統計も取っていなかった。今年度上半期の「架空請求」の相談1926件のうち、「肉声」は367件で19%を占めた。

  同センターによると、携帯電話や自宅の電話に突然、「出会い系サイトを利用しましたね」などと、業者を名乗る人物から請求の電話がかかってくる。サイト名や明細は明らかにせず、「払わないと自宅に伺う」などと圧力をかけてくるのが共通するパターンという。切っても何度も電話してくるケースもある。

  架空請求をする側にとっては、郵便や電子メールだと一斉に数百人に送ることができ、そのうち数人が払い込めば十分もとがとれるが、無視されることも多い。「肉声」で一件ずつ電話をかけるのは効率が悪いものの、「威圧感があるため、だまされる消費者も増えてしまう」と同センターはみている。

  (1)一度支払うとさらに狙われるため、身に覚えのない請求には絶対に応じない(2)「業者」に知られている名前や電話番号のほかの個人情報は教えない(3)脅迫的な取り立ては警察に通報する−−ことを呼びかけている。

  同センターは平日の午前9時半から午後4時まで、電話(045・845・6666)で相談を受け付けている。


(12/22)

http://mytown.asahi.com/kanagawa/news02.asp?kiji=4914