2003年12月19日(金) 19時37分
正本堂解体で大石寺が勝訴 寄付金に条件認めず(共同通信)
創価学会員の寄付金で造られた日蓮正宗総本山大石寺(静岡県富士宮市)の正本堂解体で、精神的苦痛を受けたなどとして、17道府県の学会員ら324人が約2億6500万円の損害賠償を、5都県の学会員ら18人が約2400万円の寄付金返還などをそれぞれ大石寺に求めた訴訟の判決で、静岡地裁の笹村将文裁判長は19日、原告側の請求を棄却した。
判決が言い渡されたのは各地の地裁に計39件提訴されたうち、静岡地裁に移送、審理されていた27件。
判決理由で笹村裁判長は「創価学会員らの寄付金は宗教心から出たもので、正本堂の維持や管理に使われなければ返還するなどの条件が付けられたものとは認められない」と述べた。
原告側の一部は、判決を不服として控訴。弁護士によると、残りの原告も控訴する見通し。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031219-00000241-kyodo-soci