2003年12月19日(金) 20時09分
高校生が授業で裁判員体験 「裁く重みを感じた」(共同通信)
大学生が演じる模擬裁判を見る県立岡山朝日高校の生徒たち=19日午後、岡山市
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司法制度改革で導入が提言されている「裁判員制度」について知ってもらおうと、岡山市の県立岡山朝日高校で19日、総合学習の一環として生徒たちが裁判員を体験した。参加したのは法学部志望の1年生35人で、同校OBの弁護士3人が職業裁判官役を買って出た。
冒頭、岡山大の学生らが裁判劇を上演。高齢の母親の介護に疲れた息子が「死のう」と持ちかけ、母親が「いいよ」と答えため、ひもで首を絞め殺害したという設定。母親が本当に死ぬことに同意していたのかどうかが争点となった。
続いて生徒たちは3グループに分かれ、裁判官役の弁護士らと判決について評議。生徒から「普段から冗談で死にたいと言っていたので、本気ではなかったのではないか」という意見が出ると、別の生徒は「本当に殺されたくなかったら多少の抵抗はできたはず」と反論した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031219-00000227-kyodo-soci