2003年12月19日(金) 23時37分
米MicrosoftがNY検事総長とスパム追跡、悪質スパマーを提訴(MYCOM PC WEB)
米Microsoftはニューヨーク州のEliot Spitzer検事総長と共に、大量のスパムメールを送信していた業者の提訴にふみ切った。
提訴されたのは、Eメールマーケティング会社のSynergy6とROKSO(Register of Known Spam Operations)から世界でも3番目の規模のスパマーとして認められているOptInRealBig.comのScott Richter代表。7件のスパム広告キャンペーンに関して、ニューヨークとワシントンの州法違反が認められた。いずれも差出人の詐称、件名やサーバ名の偽装、無効な返信アドレスなどのスパム手法が用いられているという。
また、Microsoftは単独で5件の訴訟を起こした。これはRichter被告らと同じニューヨーク州の伝送経路を利用していたスパマーが対象となっており、同州をベースとするスパムグループの壊滅を目指している。
捜査は、Microsoftの調査員がニューヨーク州のIPアドレスを経由した大量のスパムメールに気づいたことから始まった。トラックバックしてニューヨークを拠点とするSynergy6の存在を突き止めた後、ニューヨーク検事総長オフィスに連絡。およそ6カ月を費やして、ニューヨーク州のIPアドレスを経由するスパムメールの流れを追跡し、コロラド州のRichter被告とワシントン州のパートナーの関与を特定した。
(Yoichi Yamashita)
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http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/12/19/50.html
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http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/12/17/17.html
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http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/11/27/09.html
Microsoft
http://www.microsoft.com/
ROKSO
http://www.spamhaus.org/
(MYCOM PC WEB)
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