2003年12月18日(木) 10時28分
IP電話から110番を 警察庁が研究、意見募集(共同通信)
警察庁は、インターネットの通信網「インターネット・プロトコル」(IP)を活用したIP電話から警察が直接110番を受けられるようにする新技術の研究開発に乗り出した。19日から1カ月間、仕様骨子案をホームページ上で公表。意見を募り、来年以降に実験を始める。
IP電話は、ブロードバンド(高速大容量)通信の普及とともに加入者が急速に伸びている。
しかし(1)事業者の技術が不統一(2)電話番号から発信者の地域を特定できない(3)回線が混雑すると通話が不安定になる恐れがある−などの問題点があり、一般の電話と同じ条件で110番を受ける環境が整っていない。
またインターネット網を110番システムに接続するとウイルス攻撃など不正アクセスの危険性があり、防御機能の充実が必要という。
IP電話は、音声をデジタルデータに変換して送受信。一般の電話よりも料金が格安で、同じIP電話の利用者同士は無料で通話できる。
同庁のホームページアドレスは、http://www.npa.go.jp/(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031218-00000064-kyodo-bus_all