2003年12月18日(木) 02時13分
<盗難事件>容疑者供述「自分のキーで捜査車両ドア開いた」(毎日新聞)
神奈川県横須賀市の浦賀署で捜査車両が盗まれた事件で、同署は17日、自首してきた同市浦賀丘、会社員、清野新一容疑者(32)を窃盗容疑で逮捕した。「会社の忘年会で泥酔し、自分の車と勘違いした。自分のキーでドアが開き、エンジンもかかった」と供述したため、同署が試すと、本当に清野容疑者のキーがどちらの車にも使えた。
調べでは、清野容疑者は17日午前6時ごろ、署の車に乗り込み、約2キロ先に止めて車内で仮眠。午前8時ごろ目覚めて間違いに気づいた。16日夜から明け方まで飲んだといい、自首した際、呼気1リットル中0.4ミリグラムのアルコール分が検出された。
容疑者の車と捜査車両は車種が違うが、同じグレーで、同じ日産自動車製。キーや捜査車両に細工の形跡はなく、捜査車両のキーもきちんと保管されていた。
日産自動車広報部は「製造している車のキーは計二万数千種類で、同一車種でも同じキーが使えることはほとんどあり得ないが(別の車にたまたま使える)可能性が全くゼロとは言えない」と話している。【安高晋】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031218-00000125-mai-soci