2003年12月17日(水) 00時06分
検察側「死刑以外にない」 オウム井上被告の控訴審(共同通信)
地下鉄サリン事件など10事件に関与したとして、殺人などの罪に問われた元オウム真理教幹部井上嘉浩被告(33)の控訴審公判が16日、東京高裁(山田利夫裁判長)で開かれ、検察側は弁論であらためて死刑判決を求めた。
検察側は、死刑求刑を退け無期懲役を言い渡した1審判決を「被害者や家族の境遇に目をつぶったも同然の量刑で著しく不当」と批判。「無差別大量殺りくテロの現場指揮者として重要な役割を果たしており、死刑以外に選択の余地はない」と主張した。
控訴審公判は来年1月27日、弁護側が弁論を行って結審し、来春にも判決が言い渡される見通し。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031217-00000001-kyodo-soci