2003年12月17日(水) 01時05分
「PCウィルス感染は修理が原因」宝塚市が賠償請求へ(読売新聞)
兵庫県宝塚市役所は16日、庁内のパソコン19台が先月、コンピューターウイルス「MSブラストD」に感染したのは、NEC(本社・東京都港区)が修理した際のチェックミスが原因だとして、同社に対し損害賠償を求める方針を明らかにした。
市によると、先月14日夕、情報通信網(LAN)のトラブルが相次ぎ、操作記録から、9月にNEC神戸支店に修理を依頼したパソコン1台からのウイルス感染と判明した。同社が修理の過程で、インターネットを通じて基本ソフトウエアを入れ直した際に感染し、ウイルスチェックをせずに庁内LANに接続したという。
感染により、年金手続きの中断や住民票交付の遅れなど34件のトラブルが起き、市職員約40人が徹夜を含めて3日間、復旧作業に当たった。
NEC広報部は「宝塚市と市民にご迷惑をかけて申し訳ない。再発防止に努めるなど誠実に対応したい」としている。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031216-00000515-yom-soci