2003年12月16日(火) 00時00分
骨折手術不適切 損害賠償の訴え/三隅の男性(朝日新聞・)
長門市の成蹊会岡田病院で骨折の手術をした際に適切な処置がなされなかったため血管閉塞(へいそく)になったとして、三隅町の男性が同病院と担当医師を相手取り、約5700万円の損害賠償を求める訴えを15日までに山口地裁萩支部に起こした。訴えは同支部から山口地裁に移送された。
訴えによると、男性は88年11月、作業事故で左ひざの骨を折り、同病院で手術をした。術後も腫れが引かなかったため、同病院の担当医師に継続的に診断してもらったが、00年12月に皮膚科で診断を受けるように言われただけで、それ以外の指示は特になかったという。
ところが、01年2月から別の複数の病院で診断を受けたところ、血液が逆流し、血管閉塞になっていることがわかった。将来的に左脚を切断しなければならなくなるおそれもあるという。合併症で血管閉塞になることは良く知られており、担当医師は適切な処置をしなかったと主張している。
同病院の弁護士は「訴状を検討している」としている。
(12/16)
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news02.asp?kiji=3569
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