2003年12月16日(火) 11時45分
SCO への DoS 攻撃、依然おさまらず(japan.internet.com)
先週に始まった、
SCOGroup (
NASDAQ:SCOX ) の Web サイトへの有害な分散サービス不能化 (DDoS) 攻撃が、週末にかけても散発的に続いていたことを同社広報が明らかにした。
攻撃の影響で同社サイトはアクセスできない状態が続いたが、15日午後の時点では復旧しているようだ。
攻撃が始まった のは10日早朝で、大量の無用なトラフィックデータ リクエストが送られたことにより、同社のサーバーは麻痺した。これは SYN フラッド攻撃と呼ばれるもので、偽の IP アドレスを使用してデータパケットを送信する手法だ。
これによりサーバーは増加する一方の無効なソースアドレスへの対処に追われ、やがて機能不全の状態に陥る。
SCO サイトは翌11日夜には復旧したが、13日午前に攻撃が再開され、サーバーは再びダウンした。同社関係者はいつサイトを正常に戻せるか見通しがつかないとしており、また攻撃の主謀者を発見する可能性についても悲観的だ。
「この攻撃に関わった人間を特定できるかどうか、正直なところわからない」と同社広報は述べた。
SCO が DDoS 攻撃を受けるのは今年になって3度目だが、今回はその中で最も執拗な攻撃となった。この違法行為の責任は、オープンソース技術をライセンス化しようとする同社に怒りを抱く一部の Linux コミュニティ信奉者にあるとして、SCO は糾弾している。同社 CEO の Darl McBride 氏は先頃、そもそもこうした攻撃が起きるのは、オープンソースコミュニティに原因があるとして
激しく非難 していた。
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